2017年5月27日土曜日

Gms-g9 の firmware をアップデートした

 以前にも同様のことをしているので,Gms-g9 の firmware をアップデートしたも参考にして欲しい。
 以前から,GlobalTop製の GNSS/GPS ユニット Gms-g9 を使っている。 このユニットは現在は Titan 3 という名前になり,Sierra Wireless という会社に移管されたみたいに書いてあるが,商品紹介ページは (2017/5現在) 未だに GlobaTop 内の Titan 3 のページにある…。
この GNSS ユニットはパッチアンテナ付きであり,充電池と記録ユニットと組み合わせただけの簡単なロガーを作成可能である。 ユニットは,アメリカの GPS,ロシアの GLONASS,日本のみちびきなどの電波を受信可能となっている。 そのため多くの衛星の電波を受信でき,簡易ロガーの割には GNSS ログのズレが少なくお手頃な GNSS チップとなっている。 (私が作った簡易 GNSS ロガーの例:ランニングエレクトロニクス社製 Gms-g9 基板使用 GNSS ロガー 3号機の製作

 ユニットを手に入れるには,当初はヨーロッパの mirifica (商品名 Titan 3) というネットショップから買ったが,最近はランニングエレクトロニクス (商品名 Gms-g9) など,国内でも購入可能となっている。

 今回,久しぶりに Gms-g9 の firmware をアップデートした。 以前(Gms-g9 の firmware をアップデートした)もアップデートしたが,その時は AXN 3.20 というバージョンへのアップデートだった。 今回は AXN 3.8 (AXN3.8_8397_3333_96.1151100.1.bin) というバージョンのファイルを手に入れたので,せっかくだからと思いアップデートしてみた。

 コンピュータと接続してアップデートを行うが,コンピュータとの接続は,SparkFun の FTDI ユニット (3.3V 駆動タイプ) とブレッドボードを使ってつないだ。 コンピュータから USB-mini ケーブルで FTDI ユニットを接続し,その反対側をブレッドボードに接続した。 Gms-g9 ユニットがついたミニボードもブレッドボードに指し,FTDI と Gms-g9 ユニット間をケーブルでつないだだけ,である。 つなぎ方は,3V3 → Vcc,GND → GND,TXO → RX0,RXI → TX0 とした。


 ケーブルをつないだら,Windows なら,どの COM ポートかを調べないといけない。 これはデバイスマネージャーで見るとわかる。 以前,COM7 だったが,今回はなぜか COM4 だった。なんでかなぁ?まぁ,いいや。

Firmware をアップデートする前に,GlobalTop 社の GPS_Viewer (v1.8) で firmware のバージョン名と衛星の受信状況をチェックしてみた。 当然,COM ポートの番号はデバイスマネージャーで調べた番号を入れないといけない。 以下に GPS Viewer の出力結果を示そう。左側がアップデート前であり,右側がアップデート後である。 アップデート後の方が受信している衛星数が少ないが,とりあえず気にしないでいいと思われる。
アップデート前
最上部に AXN 3.20... の文字列
アップデート後
受信衛星の数が少ないのは待ちが足りず

Firmware のアップデートには,以前ねむいさんから頂いた FlashTool (v.123) を用いた。 結果は,見た感じはうまくいったように思うが,実際には長時間使用してみないとなんとも言えない…。

 また,firmware とは関係ないが,今回 LiPo 電池がヘタっているのが見つかった。 実は,LiPo 電池がヘタっていて,新しいのに交換する際についでに firmware のアップデートをした,というのが真相なのだが…。 以前も LiPo 電池は 1400 mAh のものを使っており,今回のシステムの場合,最低でも24時間駆動可能だった。 しかし,4月に長時間使用した際,12時間程度で駆動できなくなってしまった。 理由は不明である。 LiPo 電池の場合,膨らんでいたらヘタっているのだが,そんなにふくらんでいるようには見えなかった。 でも,電池の持ちが悪いのは事実なので,今回新しいのを購入しておいた。 その持ちを調べるために現在テストを行っている。

追記)電池の持ちを調べると,持ちが多少悪くなってる…。まだ原因はわからないが,24時間以上は余裕で使えてるので,とりえあず良しとしておこう

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